60代
【バイク事故判例㉞】原付きバイクで国道を直進中、後方から進路変更してきた乗用車に衝突され、鎖骨・肩甲骨等を骨折し併合9級の後遺障害が残ったケースで、バイクに過失はないとされ、症状固定後の治療費が認められた事例
(平成22年11月25日京都地裁判決/出典:交民 43巻6号1527頁) けが(傷害) 頭部外傷、右鎖骨骨折、右肩甲骨骨折、右多発肋骨骨折、右肩腱板損傷、右膝挫創、右腸骨部挫傷、腰椎捻挫等 治療期間 事故後69日間入院、その後約1年4ヶ月通院 後遺障害 自賠責保険の後遺障害等級は併合9級(右鎖骨の変形につき12級5号、右肩関節可動域制限(2分の1 続きを読む >>
【高齢者の交通事故判例⑪】術後リハビリのため低速度で交差点を横断中の65歳男性が右折車に衝突され右大腿骨転子部骨折等の傷害を負い、右股関節の可動域制限等が残ったとして提訴したところ、被害者には事故発生の過失はないとされたが、既往症等を理由に後遺障害が否定された事例
(令和4年9月30日名古屋地裁判決/出典:ウエストロー・ジャパン) 事故状況 事故現場は、横断歩道なく、交差道路に優先関係のないT字路交差点。 被害者(65歳)は私病の手術後のリハビリのため1歩に1秒を要する低速度で突き当り路を横断中であったが、その際、交差点を右折してきた四輪車に衝突された。 けが(傷害) 右大腿骨転子部骨折、右肋骨骨折、腰部 続きを読む >>
【高齢者の交通事故判例⑭】横断歩道上を自転車走行中、右折自動車に衝突され、脳挫傷、慢性硬膜下血腫などの重傷を負った69歳男性が1億3555万余りの支払を求めて提訴したケースで、請求額の一部のみ(3277万余り)が認められた事例
(平成25年 9月27日名古屋地裁判決/出典:自保ジャーナル 1911号1頁等) 事故状況 事故現場は南北道路と東西道路が交差する交差点。東西道路には横断歩道と自転車横断帯が設置されていた。加害車(普通乗用自動車)は南北道路から東西道路へ右折しようと交差点中央付近で右折待ち停止後、発進し、その際、横断歩道上で初めて被害自転車を発見し、衝突。被害者は自転車ごと転倒した。 続きを読む >>