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【バイク事故判例㉚】信号待ちで停止中のバイクと右折乗用車との衝突事故により、左膝関節を骨折する等し、左膝に可動域制限が残存したバイク運転者(50代男性)が、乗用車の運転者に対し損害賠償請求を請求した事案

(平成29年3月2日大阪地裁判決/出典:ウエストロー・ジャパン) 関係車両 バイク(原動機付自転車/ホンダスーパーカブ)と普通乗用自動車   事故の状況 現場は、片側二車線道路が交差する信号機のある交差点。交差点を右折してきた乗用車が、右折先道路の対向車線の先頭で停止中のバイクに衝突した。バイクは、対面信号が赤色だったため、右折のために道路の中央線に寄って停止線の手前で 続きを読む >>

バイク事故など重傷事故でお悩みの方へ

はじめに バイク事故などの重傷事故に遭い入院を余儀なくされた方は、法律相談を受けることもままなりません。そこで、その場合の相談方法や弁護士依頼についてお伝えします。   また、バイク事故などの重傷事故は治療期間も長く、高位の後遺障害が残るケースも多いため、弁護士側の対応も、通常の交通事故と比べ、必然的に手厚くなります。   こうした事故で、私のこれまで 続きを読む >>

【高齢者の交通事故判例⑨】73歳女性が自転車走行中の事故により腰部痛等の後遺障害14級の症状を残した事案で、一審裁判所の認定(被害者過失3割、症状固定は事故後6.5ヶ月後、休業損害・逸失利益は年齢別女性労働者平均の7割を基礎に算定)を不服として控訴したが、控訴審でも一審の判断が維持された事例

(令和4年9月8日大阪高裁判決。一審は令和4年1月11日大阪地裁判決/出典:自保ジャーナル2140号93頁)   事故状況 現場は、横断歩道及び自転車横断帯のある交差点付近。加害車は右折乗用車。乗用車は、右折の方向指示器を出して交差点内で停止し、対向車の通過待ちをし、横断歩道等の横断を自転車や歩行者が終えるのを待って右折を開始したが、横断歩道等を約2メートル超えた地点で、自転車 続きを読む >>

【バイク事故判例㉙】バイク事故により視力障害・顔面醜状等を来たし後遺障害7級と認定されたが、事故後増収となった被害者(銀行員・症状固定時34歳)の逸失利益を、7級の労働能力喪失率56パーセントの3割として算定した事例

(平成11年9月29日札幌地裁判決/出典:交民32巻5号1510頁等) 関係車両 バイク(普通自動二輪車)、自動車(普通乗用自動車)   事故態様 事故現場は国道(南北道路)と狭い脇道(東西道路)が交差する地点で信号機はない。自動車が狭い脇道から東方に出て、国道を横断し、国道の中央分離帯を越えて、さらに片側二車線の中央付近にまで達した地点で、国道を南方に走行中のバイクに衝突 続きを読む >>

【バイク事故判例㉘】片側二車線道路の第二車線をバイクで走行中、第一車線から進路変更してきた自動車と衝突し、右足関節等を負傷した事案において、過失割合をバイク3割、自動車7割と認定した事例

(令和元年9月5日さいたま地裁判決/出典:ウエストロー・ジャパン等) 関係車両 バイク(普通自動二輪車)、四輪車(普通貨物自動車)   事故態様 第一車両通行帯は渋滞中で、渋滞により停止した自動車が第二車線に車線変更しようと、右に方向指示器を点灯させて右後方を目視したが、バイクに気づかないまま発進し中央線付近で停止したところ、後方から進行してきたバイクが自動車の右側面に衝突 続きを読む >>

【高齢者の交通事故判例⑧】路肩に停止した乗用車が後続車に追突された事故で、乗用車の助手席に同乗中の75歳男性が、追突により脊髄損傷等の受傷をしたとして、3200万円の損害賠償を請求するも、事故による受傷を認めることができないとの理由で請求が棄却された事例

(令和4年5月26日大阪地裁判決/出典:ウエストロー・ジャパン他)   事故状況 原告男性が同乗する乗用車(普通乗用自動車)が駐車場出入り口手前の車道左端付近で停止したところ、後続の普通貨物自動車が、その4.4m程手前で乗用車に気づき、右にハンドルを切って避けようとしたが避けきれず、貨物車の左前角近くの側面と乗用車の右後部角付近とが接触した。   貨物車の 続きを読む >>

【バイク事故判例㉗】バイクで直進中、信号機のない交差点で乗用車と出会い頭衝突をし、外傷性くも膜下出血等により1級後遺障害を残したバイク運転者について、その過失割合を物件損害に関しては65%、人身損害については75%と認定した事例

(平成29年7月18日横浜地裁判決/出典:交民50巻4号884頁等) 関係車両 バイク(普通自動二輪車) 対 四輪車(普通乗用自動車)   事故態様 事故現場は、道路が斜めに交差する見通しが悪い交差点(道路幅は4㍍程でほぼ同幅員、制限速度はともに時速30km、バイクの走行道路には一時停止線があり、乗用車の走行道路にはカーブミラーが設置されていた)。   続きを読む >>

【高齢者の交通事故判例⑦】自転車で道路を横断中の91歳女性が、81歳男性が運転する乗用車に衝突され死亡した事故について、被害女性に4割の過失が認定された事例

(令和4年5月18日名古屋地裁判決/出典:自保ジャーナル2132号120頁)   事故状況 事故現場は、交差点に近い片側1車線の中央線(黄色)が引かれた道路で、交差道路との関係では優先道路にあたる。   現場付近の防犯カメラ映像によると、被害女性は、路外の駐車場から自転車で優先道路に向かい発進し、道路手前の歩道上で優先道路の状況を確認しただけで、その後は道 続きを読む >>

【バイク事故判例㉖】バイクと自動車の衝突事故で、バイク運転者が転倒時に右肩腱板断裂の傷害を負い手術を受け、裁判で後遺障害等級12級を主張したが、14級9号と認定された事例

(平成29年11月30日大阪地裁判決/出典:交民 50巻6号1460頁等) 関係車両 バイク(普通自動二輪車)と四輪車(普通乗用自動車)   事故の状況 事故現場は、東西道路と南北道路が交差する信号機のない交差点付近。   バイクは東西道路を西方に直進し交差点手前で停止したが、自動車は南北道路を南から東へ右折してバイクと衝突。   続きを読む >>

【高齢者の交通事故判例⑥】路線バスに乗車中の高齢女性(83歳)が車内で転倒し右大腿骨転子部骨折を負った事故について、被害者過失を3割とし、女性労働者(70歳以上)の平均賃金の約7割を基に休業損害(家事労働分)が算定された事例

【2023年6月29日更新】 (平成28年5月20日東京地裁判決/出典:交民49巻3号617頁等)   事故状況 停留所でバスに乗り込み、車内中ほどの優先席(空席)の前で立ち止まり、車外の子に手を振っていたところ、運転手が着席を確認しないままバスを発進させたため、発信後、通路を挟んで優先席の反対側にある席に座ろうとした際にバランスを崩して転倒した。   続きを読む >>

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