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むち打ち症

12級に該当する「頑固」な神経症状と評価されるためには、事故によって発生した症状であることを医学的に証明できるかどうかが分かれ目です。   具体的には、受傷時の衝撃の程度や治療経過の他、画像や神経学検査の結果がポイントになります。 むち打ち損傷を、厳密に分類すると、①頸椎捻挫型、②神経根症状型、③さらに脊髄型に分類できるといわれる場合があります(ただ、最後の 続きを読む >>

12級と14級の違い

後遺障害等級は、1級~14級まであります(14級が最も低い)。 このうち、認定される等級で最も多いのが14級と12級だといわれています。   ところが、14級と12級では、賠償問題の上では格段の差があり、 例えば、逸失利益の計算で用いられる労働能力喪失率は、14級で5%、12級で14%と、大きく異なります。   例えば、症状固定時の年齢が40 続きを読む >>

最も多い相談は、むち打ち症!

むち打ち症(むち打ち損傷)は、交通事故の代名詞といわれています。しかし、私がそのことを実感したのは、交通事故の専門サイトを立ち上げてからでした。 弁護士になって15年以上、裁判を中心に活動し、交通事故の裁判は200件近くになりますが、むち打ちの場合は比較的軽症で、賠償額も比較的低額のため、裁判をするまでには至らず、よって、請求者側として扱うことは殆どなかったのです。   続きを読む >>

弁護士への依頼が増える理由

今では皆さんが知っていることですが、保険会社が提示してくる賠償金は、弁護士によって計算される金額に比べ低額です。 したがって、弁護士に示談の代理を依頼すれば、より高額の賠償金を得られることから、費用を払っても弁護士に依頼する価値があることが分かってきたようです。   また、弁護士費用が保険で賄われる、いわゆる「弁護士費用特約付きの保険」の普及も弁護士への依頼を後押しして 続きを読む >>

交通事故で最も多いのは、頸部(首)の受傷

交通事故の場合、受傷部位の中で、50%近くを占めるのが頸部(首)です。   この数字は、頸部に次ぐ、上肢や頭顔部(いずれも15%)を圧倒しています。   頸部の損傷は、事故時の追突、衝突、急停車等によって、頸部の急激な過伸展、過屈曲運動が起こったことによって(つまり首が振られたことによって)生じるといわれます。 一方、頸部は、他の部位に 続きを読む >>

腰痛や肩の痛み

むち打ち症では、ほぼ半数近くに腰痛が出現するとの報告があります。 実際、相談にみえるむち打ち症被害者の方の多くが、首の他に、腰の痛みや、肩の痛みや肩が上がらないといった症状をお持ちです。   むちうちは医学的にも解明が進んでいない部分もあるため、弁護士でも交通事故を専門に扱い、むちうちに対する知識をしっかりと持った弁護士に相談することをお勧め致します。 続きを読む >>

むち打ちは軽症? すぐ治るのが当たり前か?

むち打ち症は、一般に、数週間で症状が軽減し、3ヶ月以内には治癒するといわれていま す。そして実際、多くのケースは、1ヶ月~3ヶ月以内に後遺症を残すことなく治癒し、示談により解決しています。   そのような場合は、示談をする際も、紛糾 することが少ないため、弁護士に依頼するまでもなく終わっているケースが多いでしょう。 ところが実際には、むち打ち症でも、3ヶ月を過ぎても痛みがなくな 続きを読む >>

賠償問題が難しくなる理由

むち打ち症の特徴は、①首の痛みと可動域制限を主症状とすること、②画像上、外傷性の異常がないことです。 これが、賠償問題を難しくしています。   つまり、X線などの画像検査をした結果、例えば骨折があれば、外傷性の怪我であることが明かですが、むち打ち症では、X線やMRI撮影を行っても、画像上、外傷性の異常が認められないのが普通で、その上、症状も、痛みという自覚症状が 続きを読む >>

賠償問題の実際

むち打ち症は、一般に、数週間で症状が軽減し、3ヶ月以内には治癒するといわれています が、実際には、3ヶ月を超えても痛み等がなくならず、通院を続ける方が多くいます。   むち打ち症は、医学的な解明が未だ出来ておらず、治療としても確立し たものがないため、投薬、牽引、温熱療法を漫然と続けることになりがちです。   ただ、いつまでもずっと、保険会社 続きを読む >>

弁護士に依頼する時期は?

良く「弁護士さんに依頼する時期はいつが良いのでしょう?」と聞かれます。   弁護士への相談・依頼の時期は、ケースバイケースですが、事故直後からでも良いでしょう。   従来は、示談の段階になって、保険会社から提示された金額に不服があるとして、依頼される方が多かったように思いますが、例えば、車の修理代を巡って過失割合が問題となったケースでは、保険会社はプ 続きを読む >>

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