膝の後遺障害の解決事例
ここでは、交通事故被害によって、膝の後遺障害を負った方の解決事例をご紹介させていただきます。
膝の後遺障害の解決事例一覧
No | 事件の内容 |
1 | 同一方向へ連ねて走行していた先行のバイクに、後行のバイクが追突した事故で、過失割合が問題となった事例 |
2 | 事故と外傷性頚髄損傷のとの因果関係の有無・程度が問題となった事例 |
3 | 歩行中の衝突事故により、左靭帯損傷などの傷害を負った金融マンの示談例 |
○被害者
高校生男子。
衝突した両バイクは、両バイクとも横転し、両者ともに受傷した。
○事故の状況
同一方向へ連ねて走行中、先行のバイクが、歩道側の車両通行帯へ進路変更をした際,後方のバイクと衝突し、両バイクとも横転し、後行バイクの運転者は、左膝打撲挫創,頭部・胸部及び骨盤打撲等の傷害を負い(後遺障害等級は12級)、先行バイクの運転者も、顔面打撲,背部及び腰部打撲擦過傷等の傷害を負った。
○裁判までの経過
自賠責保険金として約300万円の支払を受けた後、示談交渉を行ったが、過失割合の対立が大きかったため、合意できず、後行バイク側が提訴(後に先行バイク運転者が反訴を提訴)。
○裁判所の判断
過失割合を後行バイク4割、先行バイク6割としました。
既払金約300万円を控除後の損害賠償金として、310万円余りの支払が認められました。
○コメント
本件では、警察において事故原因の調査が詳細に行われており、道路に残ったタイヤ痕や車両の傷を照合する等した結果、事故原因は先行車両にあるとの見解が示されていました。裁判では、この調査結果が記載された刑事記録を証拠として、有利に進めることができました。
事例
事故と(左)腕神経叢損傷との因果関係、後遺障害等級(自賠責保険の認定は14級)が問題となった裁判で、後遺障害5級が認められた事例
被害者
大型トラックの運転手(男性)
事故状況
トラック同士の衝突事故。
後遺障害
後遺障害14級 → 後遺障害5級
経過
傷病名は左腕腕神経叢損傷。自賠責保険の認定は、頸部痛、左上肢の疼痛・痺れの神経症状に対して後遺障害14級。
被害者の主訴は、左上肢麻痺、頸部運動制限でかなり重篤だった。このため等級を不服として提訴し、医師の協力も得て5級が認められた。
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