自転車の交通事故について

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自転車に乗っているときに交通事故に遭うケースは、相手が車が歩行者かによって、結果が大夫違ってきますが、ここでは、相手が自動車の場合を取り上げます。 

相談を受けていて良くあるケースは、自転車で走行中に、横道から自動車が出てきて、出会い頭に衝突してしまい、自転車ごと転倒してしまうケースです。
このように自転車に乗っている人が被害に遭う場合は、転倒を伴うため、ひどい場合は足を骨折したり、肋骨を折ったり、骨折を伴う場合があります。軽い打撲程度で済めば良いですが、後遺症が残る場合もあります。 

 

また、自転車の場合、事故状況にも問題があるケースが多く、自転車の運転手にも衝突を回避できなかった点に過失があったのではないかと言われ、過失割合が問題になる場合が多いです。

 

解決事例№20のケースでも、当初、被害者にも15%の過失があると主張されましたが、最終的に、自転車側の過失は5%に過ぎないとして、総損害額から5%減額した金額で示談が成立しました。

 

このケースでは、自転車に乗っていたのは30代の女性で、衝突によって道路沿いの植え込みに顔から突っ込んでしまったため、顔面を打撲した他、歯を折ったり、腕を打撲したりしました。殆どの怪我は治療によって良くなりましたが、最終的に、目の下に黒い色素沈着を伴う傷痕が残ってしまいました。そこで、「外貌に醜状を残すもの」として後遺障害の認定を受け(等級は12級)、その後、加害者との示談交渉を開始し、示談が成立しました。

 

バイク事故と同様、自転車の場合も、思わぬ大きな怪我をして、後遺症が残るケースがあるため、要注意です。
 
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