【Q&A】事故車の修理見積もりを取ったが、実際には修理せずに修理代の支払いを受けて、新しい車の購入費用に充てたいと思っている。修理しないで修理代だけ支払って貰うことは出来るか?
Q&A
Q
事故車の修理見積もりを取ったが、実際には修理せずに修理代の支払いを受けて、新しい車の購入費用に充てたいと思っている。修理しないで修理代だけ支払って貰うことは出来るか?
A
物損事故の場合に車を修理しないで修理代だけを支払ってもらうことはできます。車の修理費を支払ってもらう場合、支払いを受けても実際には車を修理しないでもかまいません。
自動車事故が起こって車が毀損した場合、相手は損害賠償義務を負います。そこで、修理が可能なら事故の相手は車の修理費を支払わなければなりません。この修理費は損害賠償の一項目ですが、損害賠償は、金銭によって支払うことが原則とされており、その金額が適正であれば、受け取った人がどのように使うかどうかは問題にならないのです。
事故の相手は金銭によって適切な修理費用を支払ったら、損害賠償義務を免れるのであり、金額が適正でありさえすれば、そのお金を受け取った後の使い道について、支払う側が指定することなどはありません。よって、修理費用として適切な金額であれば、受け取った側がそのお金を修理代に使わずに車の買い換え費用に充てることも自由ですし、修理も買い換えもせずに、そのままお金を持っていることもできます。
たとえば、交通事故で車が毀損しても、毀損部分が一部である場合などには、あえて修理せずに放っておいた方が良いと思うケースもあります。そのような場合には、修理費用の支払いのみを受けて、そのまま修理はせずに車に乗り続けることもできます。
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