解決実績
20年以上の弁護士経験と交通事故裁判約200件の豊富な解決実績
ここでは、これまで取り扱ってきた事例をご紹介させて頂きます。被害者が特定できいないように、一部曖昧な表現になっているものもございます。
これまでの解決実績の一部をご紹介します。
死亡事案
①自転車と貨物車両との衝突による死亡事故で、過失割合が問題となった事例
②79歳女性の死亡事故で、加害者の過失、逸失利益及び過失相殺割合が問題となった事例
③自転車と自動車の衝突事故で、自転車に乗車中の主婦が死亡した事案
後遺障害 2級
①PTSD(外傷性ストレス障害)罹患の有無が最大の争点となり、2級3号の後遺障害が認められた事例
後遺障害 3級
①高次脳機能障害の後遺障害が残った被害者について、自賠責保険では5級2号の認定であったが、裁判で3級が認められた事例
後遺障害 5級
①事故と外傷性頚髄損傷のとの因果関係の有無・程度が問題となった事例
②事故と(左)腕神経叢損傷との因果関係、後遺障害等級(自賠責保険の認定は14級)が問題となった裁判で、後遺障害5級が認められた事例
後遺障害 6級
①バイク走行中の衝突事故-後遺障害6級の事例
②バイク走行中、自動車と出会い頭衝突し,転倒。脳挫傷等の重篤な傷害を負った事例
後遺障害 7級
①バイクと自動車との衝突事故。被害者はバイクの転倒により右腕神経叢損傷の傷害を負い、5年後に症状固定し、後遺障害の認定を受けたが、その後、弁護士依頼により、後遺障害等級が変更され、変更後の7級の後遺障害を前提に事故から6年後に示談が成立した事例
後遺障害 8級
①反射性交感神経萎縮症、PTSD、低髄液圧症候群等の症状を訴える被害者について、後遺障害等級が問題となった事例(自賠責保険の認定は併合8級)。
②加害者の過失の有無、被害者の症状(バレリュー症候群)との因果関係が問題となった事例
③歩行中、自動車に衝突され、外傷性くも膜下出血、右側頭骨骨折等の傷害を負い、事故後5年後に示談が成立した事例
後遺障害 9級
①帰宅途中に、横断歩道上で、後方より右折してきたバスに轢かれ、転倒し、後頭部を殴打。 外傷性くも膜下出血、脳挫傷、嗅覚障害、心的外傷後ストレス障害、脳脊髄液減少症等の傷害を負った高次脳機能障害の事案。
後遺障害 11級
①横断歩道を歩行中トラックに轢かれ下肢通等が残った被害者について、被害者請求によって後遺障害11級が認定された事例
②自転車で走行中、自動車と出会い頭衝突し、転倒。腰椎圧迫骨折の傷害を負い、約1年後に症状固定。11級の後遺障害等級が認定され、その後示談が成立した事例
後遺障害 12級
①バイク同士の衝突事故で、過失割合と後遺障害逸失利益が問題となった事例
②事故後に変形性脊椎症による脊柱の運動障害の症状が発症した事例(和解で終了)
③歩行中の衝突事故-後遺障害12級の事例
④後遺障害等級14級を不服として提訴し、上位等級である12級を前提に裁判上の和解が成立した事例
⑤自転車走行中の衝突事故によって、顔面に醜状障害が残った女性の示談例
⑥バイク走行中横転し、全身打撲、頸部症候群、TFCC損傷等の傷害を負い、後遺障害等級12級を前提に示談が成立した事例
⑦バイク走行中、前方交差点を右折中の自家用車と衝突、転倒。左寛骨臼骨折の傷害を負い、その後股関節の可動域制限に対し後遺障害等級12級が認定され、加害者の保険会社から示談金の提示を受けたが、弁護士依頼により、約1000万円増額した金額で早期に示談が成立した事例
⑧歩道上で自転車に衝突された事故。 歩道上を歩いていたところ、前方から走行してきた自転車に衝突され、右前腕打撲、右肘打撲、手部末梢神経障害、外傷性頸部・腰部症候群等の傷害を負った被害者が、示談を拒否し、訴訟を提起後、裁判上の和解で解決した事例。
後遺障害 14級
①カウザルギー等の多彩な症状を訴え通院が長期化した事例
②歩行中の衝突事故により、左靭帯損傷などの傷害を負った金融マンの示談例
④保険会社からゼロ提示を受けた被害者に330万円が支払われた事例
⑤バイク事故で頚椎捻挫の傷害を負った被害者が自主退職に追い込まれ、裁判で高額の賠償金が認められた事例
⑥歩行中の衝突事故後、後遺障害非該当だった被害者が、異議申立により、後遺障害14級の認定を受け、示談が成立した事例
⑦通院中に治療費が打ち切られるも後遺障害14級の認定を受け示談が成立した事例
⑧自動車の助手席に同乗中、後続車両に衝突され、後遺障害14級が認定された高齢者の示談例
⑥交差点内で信号待ち中、側面衝突され、頸椎捻挫等の傷害を負った被害者が、後遺障害非該当とされたが、異議申立の結果、14級の認定を受け、示談が成立した事例
⑦競技用自転車で走行中の衝突事故。後遺障害14級が認定され、示談で解決した事例
⑧追突事故の被害者が後遺障害等級14級の認定を受け、交通事故紛争処理センターの審査会審査を経て、当初の示談提示額の約15倍の賠償金を得た事例
⑨自家用車で走行中、赤信号による停止寸前に複数回追突され、長期の通院治療後に後遺障害14級の認定を受け、示談した主婦の事例
⑩自家用車を運転中、赤信号待ち中に後方から追突され後遺障害14級の認定を受けた会社の代表取締役につき、逸失利益の算定が問題となった事例
⑪腰背部に既往を有する専業主婦が助手席に同乗中追突された事故で、通院中、主治医から治療終了を言い渡される等したが、後遺障害14級の認定を受けた後に示談により解決した事例
⑫バス乗車中の衝突事故。外傷性頸椎椎間板ヘルニア等と診断され長期の通院治療をした後に後遺障害14級の認定を受けたが、相手保険会社との示談交渉が難航し、交通事故紛争処理センターの示談斡旋により解決した事例
⑬後遺障害非該当の自賠責保険の判断に対し異義申立を行い、2度目の異義申立により、漸く後遺障害が認定され、示談成立となった自転車事故の事例
⑭自転車vs自動車の高齢者同士の接触事故により肋骨を骨折する等し、通院中に治療費支払を打ち切られた高齢被害者が、その後9ヶ月もの間自費で通院治療を続けた後に、14級後遺障害の認定を受け、事故から1年半後に示談により解決した事例
後遺障害 非該当
①自転車と歩行者との衝突事故-後遺障害非該当の事例
後遺障害なし
①バイク走行中、赤信号待ちで停止していたところ、後続の普通乗用車に追突され、約3ヶ月の通院治療後、示談が成立した事例
②自転車とタクシーの夜間交差点における衝突事故。物損示談後、足関節捻挫等の怪我の損害についても約5ヶ月後に示談で解決した事例
③高速道路上での追突事故(玉突き事故)。車両の評価損等につき物損示談が成立後、鞭打ち症により約7ヶ月通院後に、人身損害についても示談が成立した事例
④仕事のため乗用車で移動中の追突事故。頸椎・腰椎捻挫により半年通院後に示談で解決した事例
⑤信号待ちで停止中の軽自動車が外車に追突され、約4ヶ月の通院治療後に示談が成立した事例
⑥自転車と右折自動車との非接触事故。自転車は自動車との衝突を回避すべく咄嗟に身体を捻り腰椎捻挫等の怪我を負ったが、約4ヶ月後に示談で解決した事例
掲載解決事例一覧
被害者
30代女性(専業主婦)
事故態様
助手席同乗中に追突され、頸椎・腰椎捻挫の傷害を負った。
事故後の経過
被害者は、腰椎分離および脊柱側湾症の既往を有していたため、事故後は特に腰から背中の痛みが強く、頭痛や吐き気の症状もあり、育児や家事をこなすことが困難となった。そのため、夫が事故直後から相手保険会社に補償を求めたが、主婦は無職との理由で休業損害の支払を拒否され、弁護士依頼。
依頼後は治療に専念し、近医の整形外科医院で、温熱療法や投薬治療を受け続けたが、改善ないまま、約半年後に主治医から治療終了を言い渡された。被害者は納得出来なかったため、弁護士同伴の上、医師面談。その後、希望する治療を続けた後に症状固定。後遺障害14級9号の認定を受け、相手保険会社との間で示談成立となった。
示談金は、約360万円(内訳は、休業損害、慰謝料、後遺障害逸失利益)。
本件の特徴
専業主婦でも、家事労働ができなくなった事による休業損害を請求できます。ネットでも得られる情報なので、今では周知の事実といえますが、真偽は兎も角、被害者の夫によれば、相手の保険会社から主婦には休業損害はないと言われたとのことで、ご家族も含め当初から保険会社に不信感をお持ちでした。
その上、被害者の方はとても大人しい女性だったので、厳しい口調になりがちな主治医に対し、質問をしたり治療の希望を伝えることが上手く出来ませんでした。そのため、被害者の代理人弁護士として病院に同行し、主治医面談の上、病状説明を求める等し、何とか、最後まで同じ病院で治療を受け続け、後遺障害の診断書も作成して貰いました。
怪我自体は軽症でしたが、育児と家事への影響は多大だったため、示談交渉においては、いわゆる主婦休損(しゅふきゅうそん)の請求に注力しました。
被害者
50代男性(会社員)
事故態様
前方信号が青信号に変わったのを見て不注意に発進した後方車による追突事故。後方車は頑丈な外車だったので、車体の弱い軽自動車が受けた衝撃は大きく、軽自動車は後部ドアが歪む程の損傷を受けた。
一方、外車の運転者は大した事故だとは思わなかったようで、事故現場では、被害者を労ることも謝ることもなかった。
傷病名
外傷性頸部症候群
事故後の経過
被害者は頸部痛が酷かったため、勤務先を早退する等して、2日に1度は整形外科へ通院し、投薬治療、電気治療及び理学療法士による運動療法を繰り返し、4ヶ月余りで症状が軽快した。その後、相手保険会社から示談の提案があったが、加害者に対する不信感もあり、弁護士依頼した。
受任後の経過
被害者に過失はないので過失相殺は問題にならず、唯一の争点は慰謝料の金額であった。
症状が早期に改善したのは、毎日のように通院治療を継続した被害者自身の努力の結果であったので、交渉にあたっては、この点をはじめ、事故のせいで被害者が仕事や生活面で様々な負担を強いられたことを訴え、裁判基準による慰謝料支払を求めた。その結果、既払い金の他、約65万円の支払を受ける事で示談成立となった。
なお、車両は被害者所有ではなかったため、物損交渉はなかった。
本件の特徴
停止中の追突事故では、無防備な状態で後方からいきなり衝撃を受けるため、鞭打ち症等の軽症な傷病名が多い割に自覚症状が強く、後遺障害が残るケースもありますが、本件では、直後症状は強かったものの集中的な治療により比較的早期に軽快したのが救いでした。
しかし、責任ある立場の会社員だったので、仕事と通院の両立は大変だったはずです。事故現場での加害者の不誠実な態度に対しても、事故の原因が加害者の不注意によることを文章で認めさせるという行動を自らとる等、立派でした。
弁護士依頼はその後だったので、私がしたことは慰謝料額の調整と示談書の取り交わしだけでした。
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