失敗しない弁護士選び
もし私が自分の弁護士を選べるとしたら、人柄の良い人が良いな。
と思います。但し、弁護士としてのスキルと経験値が高い事が大前提です。では交通事故の場合、どのような点をチェックしたらよいか考えてみました。
①裁判の経験が豊富であること
弁護士は常に、裁判になったらどうなるかを考えて、相談に乗ったり、示談交渉をします。賠償問題の最終的な判断権者は裁判所だからです。
したがって、裁判の経験が豊富であることが最も重要です。
②保険商品・保険法の知識があること
交通事故では、殆どのケースで、加害者が加入している保険から賠償金が支払われます。したがって、自動車保険の仕組み、できれば保険法や保険業法についても知識を持ち、あるいは勉強する姿勢を持っていることが重要です。
③裁判を躊躇しないこと
効率とスピードが要求される今の時代、早い・(弁護士費用が)安い・結果も満足!であれば、間違いなく示談が良いでしょう。しかし、示談は合意が前提で、相手が合意したい金額は、殆どの場合、被害者の要求とかけ離れます。よって、示談には限界があります。
また、被害者が裁判を強く希望することもあります。したがって、裁判を躊躇しない事も大事です。
④医療知識があること
できれば傷病や予後等に関する知識を持ち、病院や医師の考えが分かる事も重要です。最近は、医学博士の肩書きを持った弁護士さんも増えていますが、私の経験では、医学博士の肩書きは簡単に貰えるので、当てになりません(私は肩書きを使うつもりはないので辞退しました)。
⑤経験豊富な弁護士仲間とのネットワークを持っていること
例えば、1つの事故で複数の方が被害者になるケースや、争点が多く、難しい法律問題があるケースの場合は、依頼者の了解を得て、当該ケースに相応しい弁護士に入って貰い、一緒に代理人を務める必要が出てきます。
したがって、経験豊富な弁護士仲間とのネットワークを持っていることが望ましいです。
⑥周辺分野の専門家とのネットワークを持っていること
弁護士は本来、事故後の賠償問題を解決するに過ぎません。ですが、できれば病院や医師に知り合いがいる等、ある程度のネットワークがあった方が良いと思います。それに加え、傷つけられた被害者やご家族の精神的なサポートや、仕事の心配に対するサポートが出来る事も、ワンストップの安心が生まれるという意味で、望ましいと思います。
実は、以上の視点は大体、当事務所(弁護士)に当てはまります。結局、手前味噌になってしまいましたが、これが当事務所が交通事故の専門サイトを立ち上げた理由です。
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